美大・芸大受験と進路ガイド

東京藝大も、私立の美大も。美術やデザインの道へ進む人のための、受験と進路の案内

「美大・芸大受験と進路ガイド」

美大に受かる人は、生まれつきの天才ばかりだと思っていませんか?

実際には、そうではありません。

入試の仕組みを知り、準備の順番を間違えなかった人が、遠回りをせずに合格しています。

美大・芸大の入試は、普通の大学受験とはかなり勝手が違います。

実技試験があり、大学や学科ごとに課題の傾向が違い、画材の準備も必要です。そして合格したあとには、「美大を出て何をするのか」という、もう一つの大きな問いが待っています。

このサイトでは、受験の仕組みから準備の進め方、画材、受験期の心構え、卒業後の仕事までを、順を追って案内します。

美大・芸大受験の全体像

どんな大学があるのか

美術系の進学先は、大きく三つに分けられます。東京藝術大学をはじめとする国公立の芸術大学、多摩美術大学や武蔵野美術大学などの私立美術大学、そして総合大学の中にある芸術学部やデザイン学部です。

学費や倍率、入試で重視されるものは、それぞれでかなり違います。志望校を決めるときは、知名度だけでなく「何を学べるか」「どんな入試か」を比べることが大切です。

どんな学科があるのか

絵画(油画・日本画)、彫刻、デザイン、工芸、映像、建築、芸術学など、美大の学科は幅広く、学科によって入試の課題も、卒業後の進路も大きく変わります。「絵が好きだから油画」と決める前に、ほかの学科も一度見ておくと、選択肢が広がります。

どんな入試があるのか

多くの美大では、一般選抜で実技試験と学科試験(大学入学共通テストや個別の学科試験)を組み合わせて合否を決めます。そのほかに、ポートフォリオや面接を中心とする総合型選抜や学校推薦型選抜を行う大学もあります。

実技の配点が大きい大学が多い一方で、学科の点数も無視できない大学もあります。入試の方式や配点は毎年のように変わるので、最終的には必ず志望校の募集要項で確認してください。

くわしくは入試の仕組みと倍率と難易度の見方で解説します。

東京藝術大学について

このサイトは、もともと東京藝術大学の受験について書いたサイトとして始まりました。

東京藝術大学は、1949年に東京美術学校と東京音楽学校が統合して発足した国立大学で、キャンパスは東京・上野にあります。美術学部と音楽学部をもち、英語名は Tokyo University of the Arts です。

国立で学費が比較的抑えられることもあり、特に美術学部の絵画科は高い倍率で知られてきました。一方で、合格までに何年も浪人する人が珍しくないという独特の文化もあります。このサイトでは、そうした藝大受験の実情にも触れながら、ほかの美大にも役立つ形で情報をまとめていきます。

このサイトの歩き方

受験を知る

まずは入試の仕組み、倍率と難易度、過去の入試課題で、美大受験の全体像をつかみましょう。

準備する

準備の始め方、予備校に通うかどうか、自分の描き方の型のつくり方、そして必要な画材について案内します。地方から受験する人はこちらも参考にしてください。

受験期を乗り切る

美大受験は長期戦になりがちです。講評との向き合い方や受験計画の立て方など、実技以外の部分もまとめています。

その先の進路

大学院への進学や、イラストレーター、デザイナー、作家といった仕事など、美大を出たあとの道についても紹介していきます。